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冬季アジア大会男子GS 小山陽平が金、成田秀将が銅メダル獲得

今日から始まったアジア大会のアルペン競技。男子ジャイアント・スラロームで日本は金・銅のふたつのメダルを獲得しました。2位に韓国のキム・ヒョンテに割り込まれたもののアジア王者の名誉は守りました。

出場した日本選手は成田秀将(ミキハウス)、松本達希(早稲田大学)、小山陽平(双葉高校)、若月隼太(八海高校)の4人。当初は湯浅直樹(スポーツアルペンSC)が出場候補に上っていましたが、コンディションを考慮して不参加。かわりに若月がメンバーに加わりました。

以下日本の4選手のレース後のコメントです。

2本ともベストタイムをマーク。合計では2位を1秒86もぶっちぎった小山陽平

小山陽平(双葉高校)優勝 2分17秒51 調子は?

昨日世界選手権(サン・モリッツ)から帰ってきてばかり。疲れも溜まっていて時差ボケもあり、調子がいいわけではなかった。1本目も2本目もうまくまとめることができて、うれしかった。 緊張は? 1本目はそんなになかったけど、2本目はさすがに勝ちたいと思って、少しだけ力が入った。 身体が疲れていることで、逆に頭を整理しながら滑ることができたので、その点は良かった。 整理とは? 滑りの内容とかコースのセッティングをどう攻略するかとか、そういうことを一つ一つ考えながら滑ることができた。 1本目と2本目の滑りを振り返って

1本目はコースがまだきれいで、勝つことよりも自分の滑りをすべて出すことを意識した。うまくまとめられたと思う。2本目は勝ちが見えたことで多少緊張したけど、コースが荒れたなかでも攻めることができて、いい動きができてよかった。 転倒者続出で競技中断が多かったが たぶんそういうこともあるだろうなと思っていたので、別に気にならなかった。

小山陽平の2本目の滑り(動画)

成田秀将(ミキハウス) 3位(+2.73)

調子はどうだった?

GSの練習があまりできていなくて、レース自体も5戦目か6戦目。本業じゃないといえばそういう種目なので、そのなかでメダル確定したので嬉しかった。3位と4位では違うので、守るべきポジション(表彰台?)は守って表彰台に乗ったので今日のところは良かった。 ワールドカップと違ってコースが軟らかかったが ここ数年全日本選手権をここテイネでやっていたので、大きくは変わらない。ただコース作ってくれた方々が一所懸命にやってくれて、昨日まで雪が降っていてなかなか難しかったけれど、そういう条件の中ではパーフェクトなコンディションでできたと思う。 日の丸を背負ってメダルを期待されているけれど ショートトラックや他の競技でメダルラッシュなので、刺激を受けた。選手村となっているホテルの13階が各競技の日本チームのフロアなんですけど、すごく良い雰囲気。そういうなかで戦えるというのは幸せ。日本チームに助けられているというのはあるがプレシャーはあまり感じない。

セットについて 1本目はテクニカルというよりは、比較的簡単なスピードセット。やはりいろいろな国選手が出ているのでそういうセットになっていた。2本目は日本チームの大瀧詞久(のりひさ)コーチが立てたテクニカルなセット。両方を滑れたので僕らも楽しかった。2本目はやっぱり難しかった。 スラロームに向けてひと言 スラロームコースはとても状況がいいので、いつもトレーニングしてきたバーンコンディション。万全の状態を整えて挑めば、間違いなく金メダル。それ以外はあまり考えていない。

3位銅メダルの成田秀将(ミキハウス)



松本達希(早稲田大学)5位(+3.35) レースを振り返って 急斜面入口で内足に乗ってタイムをロスした。何ターンかは内倒してスピードが繋がらなかった。2本目はそこに関してはクリアできた。ミスという点では2本目は少なかったけど、100%攻めきる滑りができなかったのが悔しい。部分部分で消極的な滑りになってしまったので、そこがタイム差につながったと思う。 日の丸という意識は 日本代表として出場させていただいているので、責任は感じる。それがプレッシャーかというと、そうでもない。 スラロームは このコースは何度も経験しているので問題ない。今日のような失敗を繰り返さないように滑りたい。


1本目の失敗が響きメダルには届かなかった松本達希(早稲田大学)

若月隼太(八海高校) レースを振り返って 緩斜面はいつも通りだったけど、最初からうまくリズムに乗れなかった。急斜面に入って、思ったより雪がはけてなくて軟らかい雪が乗っかっている状態。ちょっと板が流される感覚があり戸惑った。焦りが出て、中盤でバランスを乱した。ああいうパターンではあってもおかしくないミス。 

日の丸を着けて大会に出るのはどういう気分? ふだんもジャパンチームのウェアを着けているので、変わらないけど、でも選手村に入ったり、国旗をつけて行動するということで身は引き締まる。見られているという感覚はあるし、やらなきゃいけないという気持ちもある。 スラロームはどう戦う? 同級生(小山陽平)には負けていられないので、びしっと頑張ります。


惜しくも1本目途中棄権に終わった若月隼太(八海高校)


※協力:吉田暁央さん




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