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マルセル・ヒルシャー足首負傷で6週間のギプス固定


アクシデントが起こったのは8月17日、オーストリアの氷河スキー場、メルタールでのトレーニング中のことでした。ヒルシャーは左スキーをポールに引っ掛けるというミス。彼自身がフェイスブックにアップした動画を見ると、ごくごく短いショートポールを使った基礎練習での出来事のようです。その衝撃で左足首を傷めたヒルシャーは、すぐさまヘリコプターでザルツブルク大学病院に搬送されました。診断結果はくるぶし外側の骨折で、手術の必要はないものの約6週間ギプスで固定ということです。

引っ掛けたのは最後のポール。ターンを終え、すでにブレーキングのためのサイドスリップに入った状態だったので、ヒルシャーの意識はほとんどそのポールには向いていなかったように見えます。スキーは外れましたが、膝と足首が不自然に曲がっているのがわかります。



ヒルシャーがフェイスブックに公開した映像からのキャプチャー画像

怪我の防止には誰よりも敏感で、どんなトレーニングでも細心の注意を払うのがヒルシャー及びチーム・ヒルシャーのモットー。ポールの刺し方ひとつにも念には念を入れ、万が一にも事故が起こらないように最大限の配慮を続けていました。彼がワールドカップ総合6連覇という前人未到の大記録を達成したのも、この6年もの間、彼が大きな怪我をしなかったからに他なりません。 それを考えると、今回の負傷は、いささか不用意というか魔が差したと言うべきか、とにかく信じられないような状況です。まあ、アクシデントというのは往々にして、そういうものなのでしょうが。 診断通り、6週間ギプスを外せないとしたら、10月29日に行なわれるワールドカップGS開幕戦には間に合いそうにありません。今後の回復次第とはいえ、少なくともシーズン前半のレースには影響が出ることは必至です。ヒルシャー不在のワールドカップは想像不能。一刻も早い復活を願わずにはいられません。

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