

ワックステストの映像
セルデンのワールドカップ男子GS開幕戦の当日。ゴンドラ山頂駅からレースのスタートに向かってしばらく下りておくと、何人かのテストスキーヤーがワックステストをしていました。 インスペクションの開始時間が迫っていたので、内容について話を聞くことはできませんでしたが、映像で紹介します。 コースは平行して4レーンあり、長さは目測で500mくらい。当然ですがレースと違ってスケーティングや勢いを付けることもなく、すーっとスタートしていきます。すぐにクローチングを組み、あとはひたすら真っすぐに。単純ですが、これも勝負を分ける重要な仕事です。


日本男子選手のワールドカップ開幕戦
石井智也(サンミリオン)
1本目79番スタートから65位(トップと4秒58差 30位と2秒52差) Q 今日の滑りを振り返って
A FISポイントが良くないので(17.00)、スタート順が遅いのは仕方がない。その割にコースは綺麗だった。ゼッケンが何番だろうと、トップ30に入って2本目を滑ることが目標だった。滑りの内容は、インスペクションで気をつけないと思っていた前半部で、ミスをしてしまった。そこに関しては反省。スピードの出るセットだったが、自分で納得できるターンも、課題の残るターンもあったことを滑りながら、実感していたので、今後の練習の中で、その精度を高めていきたい。
Q インスペクションで注意した点は?
A 上の緩斜面でスピードを乗せ、急斜面に入っていくというセットだった。斜度(斜面)変化のところで、ポジショニングが後傾になるとターンが遅れてしまう。さらにスピードが出てから急斜面で振り幅のあるセットになるため、そこでリズムをしっかり変えて入っていく予定だったが、そのままのスピードで入ってしまった。 最初の中斜面の入口で痛恨のミス。中盤過


日本女子チームの開幕戦
2016/17シーズンのオープニングレースとなる女子ジャイアント・スラローム第1戦(セルデン/オーストリア)。日本選手は長谷川絵美(サンミリオン)、安藤麻(東洋大学)石川晴菜(木島病院)の3人が出場。石川にとっては、ワールドカップデビュー戦となりました。
結果は長谷川が1本目41位、安藤42位、石川47位と、いずれも2本目に残ることができず午前中で試合を終えました。 以下は、3選手のレース後のインタビューです。 長谷川絵美 1本目41位(トップと4秒78差 2本目進出までは0秒84差) Q 滑りに関して
A しっかりターンをするセットだったため、ラインを高くという意識が強すぎてスピードに繋がらなかった。本来ならこのようなセットは得意なはずだが…初戦ということもあって、とても緊張した。
Q 率直な感想は
A ただただ悔しい
Q 開幕戦にむけてどのような準備を?
A 硬いバーンで練習できるように、コーチたちに準備してきてもらったので、なおさら今日の結果は悔しい。
Q 今後について
A 2週間後のスラローム第1戦(レヴィ)にむけて、


ワールドカップを去るティナ・マゼ
「もうトップレベルのレースを戦うエネルギーも(精神的な)スペースも残っていない」 そう語って、ティナ・マゼは現役レーサーとしてのキャリアを終えることを明らかにしました。2012/13シーズンのワールドカップ総合チャンピオンで、2414点という最多得点記録を持つティナ・マゼ。15歳の時に始まったワールドカップ生活は、実に17年に及び、心身ともにすべてを出し切っての現役引退です。 10月21日の夕方、会見会場のホテルには、大きな部屋が酸欠になりそうなくらい多くの関係者・友人・知人・報道陣が集まりました。そんななか、ティナは静かに淡々と引退の決心に至る経緯を説明。長い間彼女を支えてくれた多くの人たちへの感謝を表す一方、彼らからもたくさんのプレゼントを受けとるというとても心のこもった引退会見でした。
ただし、彼女のレースがもう2度と見られるわけではなく、年明け早々地元スロヴェニアのマリボールで行なわれるジャイアント・スラローム第6戦に1レース限定で出場するということです。これが正真正銘の最後のレース。しかも、よくある形式だけのサヨナラレースではなく、精


HEAD Worldcup Rebelsの記者会見
いよいよ女子ジャイアント・スラローム第1戦が明日に迫ってきました。今日、金曜日は大会コースを使った公式トレーニングが行なわれます。山は晴れていてきっときれいでしょうが、残念ながら上ることができません。昨日、今日とプレス関係のイベントが目白押しで、コースに上る時間がとれないからです。 昨日は、HEADチーム(別名ワールドカップ・レベルズ)、ヘンリック・クリストファーセン(ノルウェー)、そしてティナ・マゼ(スロヴェニア)の記者会見が行なわれました。 まず午後3時半からはHEADチーム(HEAD WORLDCUP REBELS)の会見がスタート。会場はメディアセンターやレースオフィスが設けられているビルの最上階で、いわば大会本部がある場所です。ここで行なわれるメーカーのイベントはHEADのみ。出席する選手の数も、取材陣の数の他を圧倒しています。
MCは元ワールドカップ・レーサー、ダウンヒルやスーパーGで活躍したマルコ・ビュッヘル(リヒテンシュタイン)が務め、HEADのCEOヨハン・エリアッシュのインタビューから始まりました。 昨シーズンの総括と今季へ


王者ヒルシャーがまさかの調整遅れ!?
男子ジャイアント・スラローム第1戦をあと3日後に控え、王者マルセル・ヒルシャーがまさかの調整遅れの模様。彼自身が「今回は15位以内に入ることが難しいかもしれない」と信じられないような弱気な発言をしているとオーストリアの日刊紙『クローネン・ツァイトゥング』が報じました。 今季は前人未到のワールドカップ総合6連覇に挑むヒルシャー。誰もがその大記録の達成がなるかどうかに注目している中、ヒルシャーはさっぱり調子が上がらないようです。とくに故障があるわけではなく単なる調整遅れで、彼の専任コーチであるマイク・ピルヒャーも 「オーストリアチーム内のタイムレースでは、フィリップ・シェルクホッファーやクリスチャン・ノジックらにほとんど勝てない。いつもなら楽勝のはずなんだけど」と語ったということです。
これには、父親フェルディナンド・ヒルシャーもやきもきしている様子。チーム関係者によれば「昨年も、この時期はあまり調子が良くなかった」ということですが、現状はそれ以下のレベル。「こうなったら、もうジタバタしても仕方がない。いずれにしても日曜日は結果ができるのだから、そ


アンナ・フェニンガー改めアンナ・ファイトの新スポンサー
昨日ワールドカップ開幕戦の会場、セルデン(オーストリア)に到着。早速メディアセンターに来ましたが、プレスの受付は明日からだと門前払い。でもワークルームは開いており、WIFIもすでに稼働中。さすがにまだ人影もまばらですが、ワールドカップ前女王アンナ・フェニンガー(今季からの登録名はAnna VEITH_アンナ・ファイト)が優しく迎えてくれました。 RAUCH はオーストリアのジュースメーカーで、以前からアルペンスキーを積極的にサポート。ワールドカップのゼッケンやフラッグのスポンサーにしばしば名を連ねる企業です。
そして、今回はアンナ・ファイトの個人スポンサーとして、新たな商品を開発したようです。りんご、オレンジ、しょうが、アサイーをミックスしてアスリート向けにアレンジ。プレスセンターの一角で無料提供されていたので試しに飲んでみたところ、味はまあまあでした。
去年のちょうど今頃、セルデンでのGSトレーニング中に右膝の前十字靭帯と内側側副靱帯の両方を断裂する重傷を負ったアンナは、昨シーズンをまるまる棒に振るというアクシデント。3年連続のワールドカッ


スパゲッティとTシャツとボーディ・ミラー
2016/17シーズンのワールドカップは10月22日に開幕します。
そろそろ気分を冬モードに切り替える時期がやってきました。
そんなわけで、軽く興奮状態。
ふと思い立って、スパゲティを4本だけ茹でて
こんな画像を作ってみました。
2時間ちょっとで仕上げたにしては、なかなか良い出来だと自画自賛。 個人的には、パスタはBarillaに決めています。
味のことはよくはわかりませんが、
古くはアルベルト・トンバ、21世紀に入ってボーディ・ミラー、 そして現在はミカエラ・シフリンと、歴代のスター選手をスポンサードしているバリラ。
アルペン競技界への多大な貢献に敬意を表して、この20年来愛用しています。 実はこの写真のアイディアはパクリです。
残念ながら私自身に、こんなひらめきはありません。 オリジナルはこちら。
ずいぶん昔、ワールドカップで貰ったボーディ・ミラーのTシャツです。 彼のサインとともに左下にプリントされた日付を見ると、
2004年3月14日、セストリエールとあります。
このシーズンの最終戦の会場がセストリエール(イタリア