

長谷川絵美 今季初のポイント獲得 キリントンのGS第2戦で26位
ワールドカップ女子GS第2戦、日本からただひとり出場した長谷川絵美(サンミリオン)は26位でした。優勝したのはテッサ・ウォーレイ(フランス)。2位にニナ・ロゼット(ノルウェー)3位ソフィア・ゴッジャ(イタリア)という順でした。セルデンの開幕戦で圧勝したララ・グート(スイス)は1本目最初の中間計時をトップで通過した後、途中棄権。またミカエラ・シフリン(アメリカ)は5位でした。
1本目28位タイというタイムでギリギリ2本目に進んだ長谷川。同タイムが3人いたため、2本目は1番スタートでしたが、残念ながらこの好条件を生かせませんでした、それでも、ワールドカップポイント5点を獲得。セルデンの第1戦では2本目に残ることができなかっただけに、まずは最低限のノルマをクリアしたというところでしょうか。
今季は2月にサン・モリッツで世界選手権が行なわれますが、この大会の出場選手に関して全日本スキー連盟(SAJ)は以下のような選考基準を設けています。抜粋すると
ワルドカップにおいて10 位以内の成績を1 回以上 または30位以内の成績を2回以上
ヨーロッパカ


北米の雪不足でスケジュールが大きく変更
シーズンの序盤は比較的雪に恵まれ、順調なスタートを切った2016/17シーズンのアルペンスキー・ワールドカップですが、ここに来てスケジュールに大きな変更が余儀なくされました。理由は北米の雪不足。充分な降雪がない上に気温が下がらず、人工降雪機の稼働もままならない状況です。もうすぐ寒気がやってくるという予報は出ているものの、コース作りのタイムリミットもあり、国際スキー連盟(FIS)は、いくつかのレースのキャンセルを決定せざるを得ませんでした。
まず11月26~27日にレイク・ルイーズ(カナダ)で行なわれるはずだった男子スーパーG第1戦とダウンヒル第1戦、さらに翌週末12月2~4日にビーヴァー・クリーク(アメリカ)で予定されていた男子ダウンヒル第2戦、スーパーG第2戦、ジャイアント・スラローム第2戦も中止となりました。
レイクルイーズでは、その次の週に女子の高速系レースが予定されていますが、こちらは11月21日に行なわれるスノーコントロール(FISによるコースの準備状況の最終チェック)の結果次第によって、レース開催の可否が決定されるということです。


クリストッファーセンVS.ノルウェースキー連盟。その対立の背景にあるもの
先日お伝えしたボーディ・ミラーとHEADとの訴訟騒動。その行方についてはまだ明らかになっておらず、依然として先行き不透明です。すでに2016/17シーズンのワールドカップは開幕しましたが、はたして今季中のボーディのカムバックはあるのでしょうか? 仮にレースに復帰するにしても、おそらくダウンヒルとスーパーGに種目を絞るでしょうから、早くても11月末のレイク・ルイーズ(カナダ)、あるいはビーヴァー・クリーク(アメリカ)からになると思われます。
さて、そんな波乱含みのスタートとなった今年の冬ですが、ここに来て新たな訴訟が起こされました。11月1日、昨シーズンのスラローム種目別チャンピオンで、今季は総合優勝の有力な候補としても注目されているヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)が、ノルウェーのスキー連盟を相手取って裁判を起こしたのです。こちらもスポンサー契約をめぐっての対立が原因で、水面下ではすでに2年以上にわたってバトルを繰り広げてきたようです。 ワールドカップ開幕戦の2日前に行なわれたロシニョール記者会見でのクリストッファーセン。終始にこ