

ベテランたちの逆襲 ワールドカップ女子GS第1戦
2017/18シーズン最初のレース、女子GS第1戦はセルデンのレッテンバッハ氷河で行なわれた。強風のためにスタート地点を下げての競技開始。上部のフラットな区間がカットされ、正規のスケールよりも標高差にして80m、タイムにして約10秒短いコースで行なわれた。 そんな影響もあったのだろうか、優勝はヴィクトリア・レーベンスブルク(ドイツ)2位にテッサ・ウォーレー(フランス)、3位マニュエラ・メルク(イタリア)と、表彰台の3席はいずれもベテラン選手。昨シーズンはまだ20歳だったマルタ・バッシーノ(イタリア)が3位に入るなど、若い選手が上位を独占したセルデンGSだが、今季は20代後半から30代の経験豊富な選手が意地を見せたレースとなった。 表彰台には経験豊かなベテランたちが並んだ 優勝したレーベンスブルクの通算勝利数はこれで14。セルデン開幕戦では2度めの勝利だ。2010年に記録した前回の優勝が彼女にとってのワールドカップ初優勝となるが、そのときもこの日3位のメルクが3位でともに表彰台に上っている。昨シーズンは腰痛のために開幕戦を欠場。その後も本来の滑りは


前田俊二さんのこと
10月25日、ヨーロッパ上陸初日の夜は、ミュンヘンからスタートして午前2時過ぎにインスブルックに到着しました。私がまだスキージャーナルの編集者だった頃、いつもいっしょに組んで仕事をしていたカメラマン、前田俊二さんが定宿にしていたホテルに泊まりました。町の中心からは少し外れた住宅街にある「ビンダース」という小さなホテルです。
「古くてボロくて、だけど居心地いんだよ」と、彼ひとりでこの町にきたときは、いつも泊まっていたようです。最近リニューアルされ、すっかり小奇麗になっていましたが、たしかに居心地の良い宿でした。 インスブルックのホテル「ビンダース」 1980年代の後半から2000年を少し越えた頃までのスキージャーナルは、前田さんの写真が満載でした。アルベルト・トンバからヘルマン・マイヤーへ、岡部哲也から木村公宣、佐々木明へという時代です。職人肌のカメラマンで、選手がいきなり飛び出てくるようなむずかしいシーンでも、いつもきっちりピントがきていました。スキージャーナルの表紙を何度も飾ったので、彼の写真のファンだという読者の方も数多くいたのではないでし


2017/18 HEAD WORLD CUP REBELS が勢揃い
ワールドカップの開幕戦ではレースだけでなくサイドイベントも数多く行なわれます。なかでも例年大盛況を見せるのが、HEADの契約選手たちHEAD WORLD CUP REBELS が勢揃いするプレスコンファレンス。ワールドカップレベルズ(ワールドカップを戦う反逆者たち)という呼称もかなり浸透してきましたが、今年は以下の16選手が参加。
アクセル・ルンド・スヴィンダール(ノルウェー)
アンドレ・ミューラー(スウェーデン)
チェティル・ヤンスルッド(ノルウェー)
アレクシー・パントュロー(フランス)
テッド・リガティ(アメリカ)
ベアト・フォイツ(スイス)
マチュー・フェイブラ(フランス)
マッツ・オルソン(スウェーデン)
ララ・グート(スイス)
ティナ・ヴァイラーター(リヒテンシュタイン)
ウェンディ・ホルデナー(スイス)
リンジー・ヴォン(アメリカ)
コリンヌ・ヒュッター(オーストリア)
アンナ・ファイト(オーストリア)
レグニード・モーヴィンケル(ノルウェー)
シュテファニー・ブルンナー(オーストリア)
全員