

五輪直前インタビューVol.2 安藤麻(東洋大学)
Q 全日本選手権のスラロームで優勝し、平昌五輪出場への切符をほぼ手中に収めましたが、最終的な選考期間は1月21日まで。それまでにワールドカップで20位以内を2回記録すれば、その選手が代表に決定するという状況でしたね。 安藤 そうなんです。ですから私自身その基準を満たして文句なしの代表になりたかった。ですから年明けから立て続けにワールドカップに出場し、7日間で4レースというタイトなスケジュールでした。 Q ザグレブ(クロアチア)でスラローム、クラニスカ・ゴーラ(スロヴェニア)でGSとスラローム、そしてフラッハウ(オーストリア)でスラローム。移動もあってきつかったのではないですか? 安藤 年が明けてからまったく抜くところがなく、つねに張り詰めていました。スキーの手入れも自分でやらなければいけなかったので、正直きつかったですね。でも、とりあえずフラッハウまでは全力で頑張ろうと思って、何とか乗り切りました。 Q 今シーズンは、GSの開幕戦(セルデン/オーストリア)で25位となって初のワールドカップポイント獲得。壁をひとつ破ったという印象があります。 安藤


五輪直前インタビューVol.1石川晴菜(木島病院)
Q 2017/18シーズンは4年に1度のオリンピック・シーズン。どのようなことを考えてこの冬の開幕を迎えましたか?
石川 去年初めてワールドカップに出たんですけど、ゴールはしたものの結果はまったく不本意で、世界はこんなに厳しいんだということを痛感しました。ですから今年は出るからには最初から30位以内を目指そうと、セルデンのGS開幕戦に出場しました。でも、去年同様に2本目に残ることができなかった。数字の上では大きな進歩はなかったわけです。率直に言って危機感を持たざるを得ませんでした。
Q レーサーの成長というのは、新しい壁に挑んでは打ちのめされ、またそれを糧に挑んでははね返され、という繰り返しだと思うのですが、その危機感をどのように受け止めましたか?
石川 セルデンの後はいろいろ考え、コーチとも相談して、今年はワールドカップではなくファーイースト・カップを回る選択をしました。でもそこでもやはり勝てなかった。自分なりにいろいろ考えながら戦ったんですけど、なかなかうまくは行きませんでした。
Q そんなとき、結果をうまく自分の中で消化でき


オリンピック事前トレーニング(女子編)
昨日(2月4日)、菅平高原パインビークスキー場で行なわれているオリンピック事前トレーニングにお邪魔してきました。 今回は女子GSに出場する石川晴菜(木島病院)とスラロームに出場する安藤麻(東洋大)の両選手が参加。大量の水を撒き、本番を想定したコースを使ってのトレーニングでした。
GSはチャンピオンゲレンデ、スラロームはつばくろゲレンデを使用。とくにつばくろのスラロームコースはカリカリのアイスバーン。ここは以前から湯浅直樹(スポーツアルペンSC)がオリンピックや世界選手権前のトレーニングに使用しているコースで、私も何度かお邪魔したことがあるのですが、硬さの点では今回がもっとも硬い斜面に仕上がっていました。 石川晴菜のGSトレーニング 平昌五輪は2月9日に開会式が行なわれ、女子GSは12日、女子スラロームは14日に開催されます。本番までもうわずかということで、雪上での練習は両選手とも2時間ほどと短い時間でしたが、タイムを計測しながらの集中したトレーニングを行なっていました。 安藤麻のスラローム・トレーニング #アトミック #サロモン #石川晴菜 #