

2019/20シーズン アルペンナショナルチームの新体制
5月15日、全日本スキー連盟から2019/20シーズンに向けたナショナルチームの新体制が発表されました。ディビジョン2に属するアルペンチームは11名のコーチングスタッフと14名の強化指定選手で構成されます。 まずコーチングスタッフについて見てみると、昨シーズンとはガラッと入れ替わりました。男子チームの安食真治、長田新太郎、女子チームのゲオルグ・ヘルリゲル、三増健一の各コーチが退任し、かわりにスロヴェニア人のドゥシャン・ブラジッチ、マテヤシュ・マルシッチのふたりが、それぞれ男女のチーフコーチに就任しました。かなり大胆な刷新だという印象です。 チームを去った4人は、いずれも経験豊富なコーチです。オーストリア人のヘルリゲルはいうまでもありませんが、3人の日本人コーチもヨーロッパでの経験やパイプには定評のある人材。北京オリンピックに向かう4シーズンの最初の1年でチームを去った裏にどんな事情があったのでしょうか。 ブラジッチは2003年から4シーズンにわたってジャパンのBチームを担当。当時ヨーロッパカップやFISレースを戦っていた湯浅直樹や吉岡大輔、生田康