

新星クレモン・ノエル、ディナスターとの契約を北京五輪まで延長
マルセル・ヒルシャーもアクセル・ルンド・スヴィンダールもフェリックス・ノイロイターも、そしてリンジー・ヴォンもいないワールドカップがあと50日たらずで開幕します。
彼らビッグネームが去った後のワールドカップには、果たして誰が君臨するのでしょうか?
開幕戦の舞台、セルデン(オーストリア)のレッテンバッハ氷河に、新雪が50センチも積もったという知らせも届き、徐々に冬モードに入っていく季節となりました。 そんなおり、新たなスター候補生のひとり、クレモン・ノエル(22歳・フランス)が、ディナスターとの契約を3年延長し、少なくとも北京五輪(2022年)まではディナスター+ラング+ルックで戦うことになりました。
クレモン・ノエルにとって、今度の冬はワールドカップ4年目のシーズン。昨シーズンはスラロームの種目別ランキングで王者マルセル・ヒルシャーに次ぐ2位となる大躍進を遂げました。とくにアデルボーデン2位、ウェンゲン1位、キッツビュール1位と3週連続で表彰台に上がった勢いは、ヒルシャーやヘンリック・クリストッファーセンのデビュー当時を思わせる鮮烈なもの


大越龍之介HEAD Worldcup Rebels に加入
あとしばらくすると(中央ヨーロッパ時間9月4日午後8時15分:日本時間9月5日午前3時15分)に、オーストリアではマルセル・ヒルシャーの記者会見が始まります。
おそらく、そこでヒルシャー自身の言葉で競技生活からの引退が発表されることでしょう。
これについては、現地からの情報を整理した段階でまた改めてお伝えしたいと思います。
一方同じ9月4日、日本でも興味深い記者会見が行なわれました。大越龍之介(東急リゾートサービス)が、HEADとマテリアル(スキー、ブーツ、バインディング)の使用契約を締結。そのお披露目が、東京神田神保町のHEADジャパン本社ビルで開催されたのです。
大越は過去2シーズン連続してウェンゲンのワールドカップ・スラロームで入賞しています。一昨シーズンが19位、昨シーズンが22位。ともに50番、60番台という遅いスタート順からの上位進出です。この2年間男子でワールドカップポイントを取った日本選手は彼ひとり。もちろん、本当のエースと呼ぶにはまだもの足りない成績ですが、現在の日本チームにあって、もっとも世界の頂点に近い位置にいるの