September 10, 2019

マルセル・ヒルシャーもアクセル・ルンド・スヴィンダールもフェリックス・ノイロイターも、そしてリンジー・ヴォンもいないワールドカップがあと50日たらずで開幕します。
彼らビッグネームが去った後のワールドカップには、果たして誰が君臨するのでしょうか?
開幕戦の舞台、セルデン(オーストリア)のレッテンバッハ氷河に、新雪が50センチも積もったという知らせも届き、徐々に冬モードに入っていく季節となりました。



そんなおり、新たなスター候補生のひとり、クレモン・ノエル(22歳・フランス)が、ディナスターとの契約を3年延長し、少なくとも北京五輪(...

November 17, 2018

Leviで行なわれたワールドカップ女子スラローム第1戦は、早朝からの強風のために予定より45分遅れで競技開始。スタート地点を少し下げ、旗門数にして例年よりも10旗門ほど短いコースでのレースとなりました。北極圏に位置するというのに、今年のレヴィは暖かい気候が続き、この日の朝もゴール付近の温度計はプラス5度と表示。体感的にはもう少し寒い気がしましたが、それにしても北緯67度の11月とは思えない陽気でした。
こんな気象条件のなかでもコース状況はほぼ完璧。前日の段階ではグズグズになると予想されたコースも、しっかり凍ったアイスバーンと化し、少...

November 15, 2018

昨晩フィンランドのLeviに到着。今週末にワールドカップ男女スラローム第1戦がここで行なわれます。
どう考えても取材の資金が足りないので、今年はスキップするつもりでしたが、
先日の男子GS開幕戦(セルデン)が悪天候で中止となったため、悩みに悩んだ結果、飛行機の切符を買ってしまいました。


レヴィは現在のワールドカップでは、もっとも北に位置する会場です。北緯66度33分より北を北極圏と呼ぶそうですが、レヴィは北緯67度39分。紛れもない北極圏です。というととても遠くに感じますが、日本からはむしろもっとも近いワールドカップ会場です。
成田...

January 22, 2018

前日の夕方からふたたび降り始めた雪は、朝になっても勢いを増すばかり。今年のハーネンカム大会最後の種目スラロームは、タフな気象条件のなかで行なわれました。
早朝の時点で積雪はすでに30cm超。それでも夜を徹したコース整備によってキッツビュールのスラロームコース「ガンスラン」は雪の下から掘り出されました。ただ、一見アイスバーンに見える斜面も、降り積もった大量の湿った雪のために、氷の層はあまり厚くはなく、レースが進むにしたがって表面が割れてきました。したがって遅いスタート順の選手には厳しい条件となり、50番スタートの大越龍之介(東急リゾー...

January 11, 2018

 1月9日に行なわれたワールドカップ女子スラローム第8戦の舞台は、オーストリアのフラッハウ。サルツブルクから約1時間と比較的便利な場所にあり、あのヘルマン・マイヤーの出身地としても知られるスキー場です。もっともスケールは中規模で、1990年代からワールドカップの会場に使われるようになりましたが、レギュラー会場とまではいかず、数年に1度開催する程度という状態が長く続いてきました。それが2010年に女子のスラローム会場として名乗りをあげてからは、毎年開催が定着。火曜日の夕方から始まるナイトレースというフォーマットが受け、女子のワールドカ...

December 19, 2017

パソコンがウンウン唸りだしたので、手短にレポートします。

12月18日、ドロミテ山塊のどまんなか、ポッツァ・ディ・ファッサで行なわれたヨーロッパカップ男子スラローム第4戦。1本目が2時、2本目5時半スタートというちょっと変則的なスケジュールでした。全体的にローカル感あふれる運営で、先週オーバーエッゲン(直線距離では約20km)で行なわれたヨーロッパカップに比べると、だいぶゆるい感じの大会という印象です。
ただし、レースそのものはレベルの高い厳しいものでした。オーバーエッゲンのメンバーに加えて、ステファノ・グロス(イタリア/ ヴァル・デ...

December 14, 2017

 ワールドカップは、昨日からヴァル・ガルディナ(イタリア)でダウンヒル第3戦のトレーニング・ランが始まりましたが、それはパスして、ヨーロッパカップの男子スラローム第3戦に行ってきました。会場はヴァル・ガルディナから車で約1時間のオーバーエッゲン。直線距離は近くても、いったん山を下りて、もういちど登り直さなければならないので面倒です。志賀高原から野沢温泉に行くような感覚でしょうか。
 オーバーエッゲンは巨大なスキー場が密集するドロミテのなかでは、比較的小さくて地味なスキー場ですが、毎年この時期に欠かさずヨーロッパカップを開催し続けてき...

November 20, 2017

  例年、シーズンの締めくくりとして3月に行われている全日本スキー選手権大会が、今季は12月末に前倒し開催される。この大会が平昌五輪の代表選考会を兼ねることになったからだ。従来、アルペン競技ではワールドカップ及びヨーロッパカップでの成績を基準に、五輪代表選手が選ばれてきた。平昌五輪に関しても、もともとは「直近2シーズンの間にワールドカップ及び世界選手権で8位以内1回、もしくは20位以内2回」が選考基準だった。だがこの夏、全日本スキー連盟(SAJ)は、全日本スキー選手権の男女ジャイアント・スラロームとスラロームのそれぞれの勝者に平昌五...

November 16, 2017

 FISのオフィシャルページで、レヴィのスラローム第1戦で3位に入賞したマティアス・ハルギン(スウェーデン)をとりあげています。フェリックス・ノイロイター(ドイツ)とヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)の優勝争い、そして1本目でトップに立ちながら2本目の急斜面で散ったデイヴ・ライディング(イギリス)、足首骨折かわわずか3ヶ月で強行出場したマルセル・ヒルシャー(オーストリア)らの印象が強かったレースですが、32歳のベテラン、ハルギンもなかなか味のあるレーサーです。

 FIS Alpineから


 彼にとっては、2年半ぶり通算7回...

November 11, 2017

 終日曇りという予報が出ていたレヴィ。朝方は風が強く、ゴンドラの運行ができるのか心配されましたが、ぎりぎりでセーフ。予定通り午前11時に競技が開始され、ときおり青空さえのぞく望外の好条件でした。前夜からの