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優勝候補たちは死んだふり? ハーネンカムDH第2トレーニングラン

 1日半降り続いた雪がようやく止み、今日のキッツビュールはダウンヒルのトレーニングランが行なわれました。ただし、湿った雪が大量に積もったため、とくにコース下部のコンディションが悪化。前日の段階で、すでに「プランB」として検討されていた短縮コースでのトレーニングランとなりました。具体的には、ゴールをオーバーハウスベルクという地点にまで上げての実施。距離にすると837m、標高差で280m、タイムでは約30秒がカットされました。

マッテオ・マルサーリア(イタリア)

ベストタイムを記録したのはマッテオ・マルサーリア(イタリア)。54番というスタート順が示すとおり、ほとんどノーマークの選手です。ただ6年前にはスーパーGで優勝1回2位2回を記録している実力者。怪我のために昨シーズンを丸々棒に振るという苦い経験を経てワールドカップに復帰。遅いスタート順から再び頂点をめざしています。短縮コースでのトレーニングランなので、今日の成績がそのままレースに反映されることはあまり考えにくいのですが、正規のコースで行なわれた2日前の第1トレーニングでも3位のタイムをマークしており、現在のマルサーリアの調子が上々なのは間違いないでしょう。  2位はブリース・ロジェ(フランス)、3位ヴィンセント・クリーヒマイヤー(オーストリア)。クリーヒマイヤーはともかく、上位にはアウトサイダーの名前が多く並びました。

ブリース・ロジェ(フランス)

ヴィンセント・クリーヒマイヤー(オーストリア)

 対照的に優勝候補たちは、大人しめのトレーニングラン。種目別ランキングでトップに立つアクセル・ルンド・スヴィンダール(ノルウェー)は0秒52遅れの10位、ウェンゲンの勝者で種目別ランキング2位のベアト・フォイツ(スイス)は1秒33遅れの31位、さらにチェティル・ヤンスルッド(ノルウェー)も27位(+1.23秒)といずれも死んだふり(?)。本気で滑るはずの土曜日の本番でどこまでギアを上げるのか、楽しみです。 ウェンゲンのアルペン・コンバインドで29位となり、初のワールドカップポイントを獲得した須貝龍(クレブ)は、スタートリストには名前がありました(69番)が、体調不良のために欠場でした。



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