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大接戦となった男女ダウンヒル最終戦

March 15, 2018

 2017/18シーズンのワールドカップ最終戦の舞台はオーレ。スウェーデンの首都ストックホルムからさらに北へ約600kmという極北の地で、来年には世界選手権も行なわれるスキー場です。今季の最終戦は、その世界選手権のテストイベントとしての役割もあります。
 レース初日の今日は、男女のダウンヒルが行なわれました。ただしコース上部の悪天候のためにスタート位置が大幅に下げられ、男子は1分20秒、女子に至っては55秒という所要タイム。選手の間では“ミッキーマウス・ダウンヒル”と呼ばれる短縮コースでのレースとなりました。

 リンジー・ヴォン(アメリカ)

 


 女子は、リンジー・ヴォン(アメリカ)が優勝。今季5勝目(DH4+SG1)で通算では82勝目。インゲマル・ステンマルクの持つワールドカップ最多勝利記録86まであと4勝に迫りました。
「ステンマルクの国、スウェーデンで、彼の偉大な記録に挑むというのはとてもエキサイティングなこと。彼の記録を破ることが、私のキャリアにおいての最後の目標となると思う」
今季はワールドカップよりもオリンピックの金メダル獲得を目指してきたヴォン。残念ながら平昌五輪で手にしたのはダウンヒル銅メダルだけでしたが、来季はワールドカップの勝利にこだわることを宣言しました。30年近くの間、誰にも破られず永遠に不滅の記録と言われてきたステンマルクの86勝は、史上最強の女子レーサー、リンジー・ヴォンによって塗り替えられるのでしょうか。

 


 レースではソフィア・ゴッジャを100分の6秒差で押さえて優勝したヴォンですが、ダウンヒルの種目別タイトルではそのゴッジャにわずか3点及ばず、今季の彼女は無冠で終わりました。女子のダウンヒル・チャンピオンに輝いたのは、ソフィア・ゴッジャ(イタリア)で、ヴォン506点、ゴッジャ509点という大接戦でした。もしこのレースでゴッジャが3位以下だったら、栄冠はヴォンに輝いていたわけです。
「自分でコントロールできるのは自分のことだけ。ソフィー(ゴッジャ)のことまでは私にはどうにもできない。私は最高の滑りをして優勝できたけれど、ソフィーも素晴らしい滑りをした。彼女は本当にチャンピオンにふさわしい選手だと思う」とライバルを称えます。34歳のヴォン対25歳のゴッジャ。シーズンを通したふたりのスピードクイーンの戦いは実に見応えのあるものでした。

 ソフィア・ゴッジャ(イタリア)



 男子はマティアス・マイヤーとヴィンセント・クリーヒマイヤー(ともにオーストリア)が同タイムで優勝を分け合いました。3位にはベアト・フォイツ(スイス)が入り、ダウンヒルの種目別総合優勝。彼にとっては初のタイトル獲得です。ポイントランキング2位のアクセル・ルンド・スヴィンダール(ノルウェー)とは充分な差があり、たとえこのレースでスヴィンダールが優勝しても、フォイツが6位以内に入ればフォイツの王座獲得という状況でしたが、彼自身はけっして楽観的にはなれなかったようです。
「もちろんスタート前は、緊張した。得点差はあったものの、レースでは何が起こるかわからないからだ。長年待ち望んだタイトルだったので、まだ自分のものになったという実感がわかない」と喜びを語りました。

左からヴィンセント・クリーヒマイヤー マティアス・マイヤー(オーストリア) ベアト・フォイツ

 


コースが短縮されたのもあってか、非常にタイム差の詰まったレースとなり、1秒以内に上位18人がパックされるという緊迫した展開。わずかなミスが命取りとなる戦いでした。それでも上位は実力者が並びましたが、注目すべきなのは12位に食い込んだマルコ・オーダーマット(スイス)でしょう。1997年生まれの20歳。今年のジュニア世界選手権でスラローム以外の4種目を総なめした逸材です。18歳でワールドカップデビューを果たし、すでに4レースで下位入賞の実績を持っていますが、その才能がいよいよ本格的に覚醒し始めたようです。この日はトップとわずか0秒64差、自己最高位を大きく更新して12位に飛び込んできました。まだ線は細い印象を受けますが、来季は表彰台を狙う位置まで浮上してきそうな勢いです。

 マルコ・オーダーマット(スイス)

 

男子最終戦リザルト

女子ダウンヒル最終戦リザルト

 

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