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2019/20シーズン アルペンナショナルチームの新体制

May 17, 2019

5月15日、全日本スキー連盟から2019/20シーズンに向けたナショナルチームの新体制が発表されました。ディビジョン2に属するアルペンチームは11名のコーチングスタッフと14名の強化指定選手で構成されます。

 


まずコーチングスタッフについて見てみると、昨シーズンとはガラッと入れ替わりました。男子チームの安食真治、長田新太郎、女子チームのゲオルグ・ヘルリゲル、三増健一の各コーチが退任し、かわりにスロヴェニア人のドゥシャン・ブラジッチ、マテヤシュ・マルシッチのふたりが、それぞれ男女のチーフコーチに就任しました。かなり大胆な刷新だという印象です。


チームを去った4人は、いずれも経験豊富なコーチです。オーストリア人のヘルリゲルはいうまでもありませんが、3人の日本人コーチもヨーロッパでの経験やパイプには定評のある人材。北京オリンピックに向かう4シーズンの最初の1年でチームを去った裏にどんな事情があったのでしょうか。

 

ブラジッチは2003年から4シーズンにわたってジャパンのBチームを担当。当時ヨーロッパカップやFISレースを戦っていた湯浅直樹や吉岡大輔、生田康弘、岡田利修らを率いた実績を持っています。その後はエランスキーのレーシングディレクターや、スロヴェニアチームの監督などを務めており、トップレベルのコーチ経験はとても豊富な人物といってよいでしょう。日本のアルペン事情にもある程度通じている点は、強みとなるでしょう。久々に日本チームに戻ってきた彼がどんな手腕を発揮するのか、注目していきたいと思います。
一方、マルシッチに関してはあまり情報がなく、現時点では人物像もコーチとしての力量も未知数。日本チームは、現在アメリカのマンモスマウンテンで雪上トレーニングを行なっていますが、彼もブラジッチとともに遠征に参加しています。まずはこの合宿で選手との信頼関係を築くことが、強化へのスタートとなるでしょう。

次に選手たちについてですが、発表された新しいメンバーは以下の14名です。ここにはU19以下の年代の選手は載っていませんが、昨年もそうだったように、おそらく近日中に追加発表されるのではないでしょうか。

 

 


強化指定のランクはS、A、U(年代別)そしてW(ウェイティング)に分かれています。ノルディックやフリースタイル等、競技種目によって多少基準が異なり、2019/20シーズンの場合はアルペンは次のように規定されています。

S(男女共通)
①前シーズンWCスタンディングス3位以内の選手
②前シーズンオリンピック個人種目3位以内の選手
③前シーズン世界選手権大会個人種目3位以内の選手いずれかに該当する選手

A
男子:FISポイントランキング種目別50位以内の選手
女子:FISポイントランキング種目別40位以内の選手

U(男女共通)
U24(23歳/1996年生)FISポイントランキング種目別100位以内
U23(22歳/1997年生)FISポイントランキング種目別150位以内
U22(21歳/1998年生)FISポイントランキング種目別200位以内、又は世界ジュニア10位以内
U21(20歳/1999年生)FISポイントランキング種目別300位以内、又は世界ジュニア15位以内
U20(19歳/2000年生)FISポイントランキング種目別400位以内、又は世界ジュニア20位以内
U19(18歳/2001年生)FISポイントランキング種目別500位以内、又は世界ジュニア25位以内
U18(17歳/2002年生)FISポイントランキング種目別600位以内、又は世界ジュニア30位以内
U17(16歳/2003年生)アルプチンブラFISチルドレンカップ個人種目3位以内、または、ウィスラーカップ個人種目1位


※FISポイントランキング種目別順位はSL・GSを対象とし、どちらか一方の良い順位が対象。※世界ジュニアの順位はSL・GS・SG・DH・ACを対象とし、いずれか1つの良い順位が対象。

またW(ウェイティング)の選考基準は現時点で公表されていませんが、2018/19シーズンは、男女共通で

①FISポイントランキング種目別100位以内の選手
②FEC(ファーイーストカップ)技術系(SL・GS)種目別優勝者又は総合優勝者
③当該シーズンの全日本選手権技術系種目別優勝者
いずれかに該当する選手


という基準でした。おそらく今季もこれに準じるものだと思われます。

これらの顔ぶれを見ると、セルデンの開幕戦GSで初のワールドカップポイントを獲得した石川晴菜がいなくなったのが目をひきます。残念ながら彼女は2月の国体を最後に選手生活に終止符を打ち、現役を引退。新しい道を歩み始めました。また、GSのワールドカップ全戦に出場(最終戦を除く)した新賢範は、選考基準を満たすことができずにメンバー外となりました。その一方で、昨シーズンチームを外れていた小山陽平がU22として復帰し、2年ぶりにメンバーに名を連ねました。

成田秀将がウェイティングとなったため、アルペンのAランクは安藤麻ただひとり。他の競技に比べてもかなり寂しい状況です。ワールドカップの結果を見ても、2018/19シーズンは大越龍之介がウェンゲンのスラロームで22位、安藤麻がセルデンGSで26位、石川晴菜が同じくセルデンGSで28位となったのみ。前年から比べて大きな飛躍はなく、ほぼ現状維持というチーム成績でした。今回のコーチングスタッフ刷新は、それを踏まえてのテコ入れということでしょうが、果たしてそれが有効なカンフル剤となるかどうかは、すべてこれからです。他のチームが前に進んでいるなか、1年間の停滞をしてしまったことの影響はけっして小さくはないはず。選手やコーチングスタッフはもちろん、彼らを支えるすべて関係者が一層奮起する以外に、この苦境を脱する方法はないでしょう。




 

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