新星クレモン・ノエル、ディナスターとの契約を北京五輪まで延長
マルセル・ヒルシャーもアクセル・ルンド・スヴィンダールもフェリックス・ノイロイターも、そしてリンジー・ヴォンもいないワールドカップがあと50日たらずで開幕します。 彼らビッグネームが去った後のワールドカップには、果たして誰が君臨するのでしょうか? 開幕戦の舞台、セルデン(オーストリア)のレッテンバッハ氷河に、新雪が50センチも積もったという知らせも届き、徐々に冬モードに入っていく季節となりました。

そんなおり、新たなスター候補生のひとり、クレモン・ノエル(22歳・フランス)が、ディナスターとの契約を3年延長し、少なくとも北京五輪(2022年)まではディナスター+ラング+ルックで戦うことになりました。 クレモン・ノエルにとって、今度の冬はワールドカップ4年目のシーズン。昨シーズンはスラロームの種目別ランキングで王者マルセル・ヒルシャーに次ぐ2位となる大躍進を遂げました。とくにアデルボーデン2位、ウェンゲン1位、キッツビュール1位と3週連続で表彰台に上がった勢いは、ヒルシャーやヘンリック・クリストッファーセンのデビュー当時を思わせる鮮烈なものでした。これまではスラロームのみでのワールドカップ参戦でしたが、今季からはいよいよGSにも進出する模様。注目すべき若手No.1といえるでしょう。