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男子ヨーロッパカップ第3戦(2016年12月14日 オーバーエッゲン/イタリア)

壮絶なサバイバルレースを生き残り成田秀将27位

湯浅直樹復活の10位入賞に日本中のファンが湧いたヴァル・ディゼール(フランス)。あいにく、そのとき私は女子ワールドカップの取材でセストリエール(イタリア)におり、快挙を目撃することができませんでした。レースの様子はセストリエールのプレスセンターでテレビ&FISホームページのLive Timingで見ていましたが、このサイトでその模様をリアルタイムでお伝えできなかったのは残念です。
その代わりにというのもなんですが、昨日は、湯浅選手も出場するヨーロッパカップのスラロームに行ってきました。

ビーヴァー・クリーク代替分を含め、ヴァル・ディゼールで2週連続のレースを行った男子のワールドカップは、今週からイタリアに舞台を移します。まずはヴァル・ガルデーナでスーパーGとダウンヒル。昨日からダウンヒルのトレーニングランが始まりました。
でも、ひとまずワールドカップは捨て、隣の谷で行なわれたヨーロッパカップの男子スラロームの取材に行ってきました。直線距離では近いのですが、なんといっても複雑怪奇な形をした岩山が連なるドロミテ山塊。いったん山を降りて迂回しなければ行けないために、車で急いで約1時間の距離です。

会場にはかつてのGSチャンピオン、ミヒャエル・フォン・グリュニゲン(スイス)の姿があった。息子の応援に来た。そのノエル・フォン・グリュニゲンは25位だった

このレースには日本から6人の選手が出場しました。
1本目のスタート順に紹介すると
28:湯浅直樹(スポーツアルペンSC)
36:中村舜(東海大学)
60:成田秀将(トップチームウイーン)
71:河野恭介(野沢温泉SC)
89:小山陽平(双葉高校)
101:若月隼太(八海高校)
という顔ぶれです。

オーバーエッゲンのヨーロッパカップは1983年に第1回が行なわれています。すでに30年以上の歴史があるわけで、ヨーロッパカップのなかのクラシックレースと呼ぶべき存在です。ワールドカップ自体がイタリア転戦中なので、毎年、調整を兼ねて多くのワールドカップレーサーがエントリーしてきます。歴史があるだけでなく、レベルの点でもちょっと格上のヨーロッパカップレースと言えるでしょう。
しかも、今シーズンからはレースコースが変わりました。従来は緩斜面中心の比較的単調なコースでしたが、今回は一気に難度がアップ。スタート直後から長い急斜面が続き、緩斜面の斜行区間をはさんで、ゴールまでは中斜面というプロフィールです。インジェクションで水が注入され、ワールドカップに近いコースへと大きく変身したのです。

スタート直後は長い急斜面。インジェクションで凍らせてあったが、レースが進むと表面が割れ、遅いスタート順には厳しい状況となった

1本目のポールセットは、ヨーロッパカップとしてはかなり高速のスラローム。しかも30番を過ぎるあたりから、コースの表面がプロック状に割れ、非常に滑りづらい状況となりました。
1本目101人がスタートし、46人がゴールに到達できず途中棄権か失格。2本目でさらに21人が消えるというサバイバルレースでした。
レース結果はこちら
優勝はロイック・メイヤー(スイス)。まだ20歳になったばかりの新鋭ですが、ワールドカップ最高位は昨シーズン、クラニスカ・ゴーラのGSで記録した8位という成績があります。この日は、2位にベテラン、ジャン・バティスタ・グランジ(フランス)、そして3位にチームの先輩でワールドカップ第1シードのダニエル・ユールを従えて、堂々の優勝。近い将来、ワールドカップでも注目を浴びる存在になることでしょう。

さて日本チームですが、注目の湯浅は、1本目の前半で内倒して途中棄権。ヴァル・ディゼール10位の滑りを再現すれば、優勝も期待できただけに残念なレースとなりました。またふたりの高校生、小山と若月はともにヨーロッパカップデビュー戦。若さと経験不足が出て、スタート直後にレースから消えてしまったのは残念です。
日本選手のなかで最高位は、成田秀将の27位。彼自身にとってもヨーロッパカップのベストリザルト(シティイベントを除く)で、大荒れのサバイバルレースで生き残ったのは評価すべきでしょう。
前日の練習で「人生最大クラス」(本人談)の大クラッシュをした中村舜は惜しくもトップ30入を逃し、31位。河野恭介は33位でした。

優勝したロイック・メイヤー(スイス)

湯浅直樹1本目

湯浅直樹 レース後のインタビュー

成田秀将2本目

成田秀将レース後のインタビュー

中村舜1本目

中村舜レース後のインタビュー

宿のインターネットが激遅なので、ここにリンクできませんでしたが、日本人選手のレース後のインタビューはYoutubeのアカウント https://www.youtube.com/user/ReplaySkiRacing にアップしていきますので、ごらんください。