

“ウェンゲン騒動” 解決に向けた新な動き
先日ウェンゲン(スイス)のワールドカップ、ラウバーホルン大会の組織委員会とSwiss-Ski(スイススキー連盟)との対立についてお伝えしました。
あらましについては、こちらの記事(https://is.gd/fuOzSK)を読んでいただければと思いますが、簡単にいうと、両者の間にはラウバーホルン大会の収益の分配及び費用負担の割合を巡って、この4年来激しく衝突してきたという経緯があります。対立は長期化かつ泥沼化。裁定がCAS(スポーツ仲裁裁判所)に委ねられたものの、それでも解決に至らなかったことから、Swiiss-SkiはFIS(国際スキー連盟)に対して2020/21シーズン以降、ラウバーホルン大会をワールドカップのカレンダーから削除するように求めたというのが先週までの経過でした。 2020/21シーズン、つまり今度の冬のスケジュールに関してはすでにFIS理事会の承認を受けた決定事項にあたるため、これを覆すことは事実上不可能ですが、2021/22シーズン以降、仮にSwiss-Skiの要求が通ればワールドカップからラウバーホルン大会が消えてしまう可


ウェンゲンがワールドカップから外れる?
気がかりなニュースが飛び込んできました。
毎年1月半ば、スイスのウェンゲンで行われているワールドカップ、ラウバーホルン大会(International Lauberhorn Races)が、来年以降ワールドカップのカレンダーから削除される可能性が出てたというのです。 今年1月の第90回大会のダウンヒルで優勝したのは地元スイスのベアト・フォイツだった ついさきほど、ラウバーホルン大会の組織委員会(OC)からことの経緯を報告するメールが届きました。それによると、ラウバーホルン大会によって得られる収入の分配を巡って、OCは以前よりSwiss-Ski(スイススキー連盟)と見解が衝突。2年以上に渡る話し合いでも決着がつかず、解決はCAS(スポーツ仲裁裁判所)に委ねられていましたが、それでもなお合意に達することができませんでした。そして、先日行なわれたFIS(国際スキー連盟)のワールドカップ小委員会の会議(オンラインで実施)では、Swiss-Skiがラウバーホルン大会を来季以降のワールドカップのカレンダーから削除するよう要求したということです。もっとも20