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レヴィのスラロームはシフリンが優勝

Leviで行なわれたワールドカップ女子スラローム第1戦は、早朝からの強風のために予定より45分遅れで競技開始。スタート地点を少し下げ、旗門数にして例年よりも10旗門ほど短いコースでのレースとなりました。北極圏に位置するというのに、今年のレヴィは暖かい気候が続き、この日の朝もゴール付近の温度計はプラス5度と表示。体感的にはもう少し寒い気がしましたが、それにしても北緯67度の11月とは思えない陽気でした。 こんな気象条件のなかでもコース状況はほぼ完璧。前日の段階ではグズグズになると予想されたコースも、しっかり凍ったアイスバーンと化し、少なくとも最初に滑った30人ほどは、比較的好条件での滑走となったようです。

危なげない滑りで優勝したミカエラ・シフリン



優勝は、ミカエラ・シフリン(アメリカ)。1本目のリードをしっかりと守り、昨年のレヴィの覇者、ペトラ・ヴルホヴァ(スロヴァキア)の追撃を0秒58差で抑えました。1本目12位と出遅れたベルナディッテ・シルト(オーストリア)が2本目のベスト・タイムをマークし3位へと大きく順位をあげて表彰台。逆に1本目で2位につけていた平昌五輪金メダリストのフリーダ・ハンスドッター(スウェーデン)は2本目に失速して表彰台直下の4位でした。


ペトラ・ヴルホヴァはシフリンと同じ1995年生まれ。ジュニア時代からのライバルだ

日本チームからは3人が出場し、全員ゴールしたものの2本目に進むことはできませんでした。安藤麻(東洋大学)37位(+2秒48) 向川桜子(秋田ゼロックス)40位(+2秒63)、石川晴菜(木島病院)61位(+4秒20)の順。タイムを分析すると、懸念されていた前半の緩斜面での遅れが、やはり大きく響きました。急斜面の区間タイムは安藤・向川ともに充分戦えるタイムを記録しているだけに、惜しまれる結果です。他の多くのチームに先駆けて、いち早くレヴィに入って対策をしてきましたが、課題は依然残ったままのようです。 女子チームは明日の飛行機でアメリカに飛び、来週末キリントン(バーモント州)で行なわれるGSとスラロームに出場します。


安藤麻(東洋大学)

向川桜子(秋田ゼロックス)

石川晴菜(木島病院)


さて、日本時間ではすでに今日になりますが、男子のスラローム第1戦が行なわれます。セルデンのGSが中止となったために、男子としては今季のオープニング・ゲームです。女子同様、日本選手は3人が出場。1本目は、成田秀将(カワサキフィールドSC)が37番、大越龍之介(東急リゾートサービス)が59番、加藤聖五(野沢温泉SC)が70番というスタート順です。成田は初のワールドカップポイント獲得なるか、大越は19位となったウェンゲンの再現なるか、そしてワールドカップデビュー戦の加藤は、どこまで自分の滑りができるか、と興味は尽きません。3選手の健闘を期待したいと思います。




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